まち研セミナー「江南市をより良くするために」を開催しました!

まち研セミナー「江南市をより良くするために」

2025年9月14日(日)、江南市中央コミュニティセンター実習室にて、まち研セミナー「江南市をより良くするために」を開催しました。
19名のメンバーが参加し、熱心に耳を傾けました。

講師には愛知県議会議員の村瀬正臣氏をお迎えし、愛知県や江南市の近況についてお話しいただきました。

10年前と現在の江南市の財政状況から、これから先の地域のあり方をしっかりと考えなければならないこと、そしてよりよい江南市にするために、少子高齢化やデジタル化、防災や気候変動、国際情勢、地域のつながりなど、課題がたくさんあることをお話しいただきました。

私たちの暮らしに関わる幅広いテーマでのお話に、参加者からは「こういう仕組みを整えてほしい」「もっと地域に情報を届けてほしい」といった要望が多く寄せられ、関心の高さがうかがえました。

市民の声が行政に届く大切な機会となったことが感じられるセミナーでした。

今後も「まち研セミナー」を通じて、市民の皆さんと共に学び、声を届け合う場をつくってまいります。

国際理解講座「タイ♡クッキング」

国際理解講座「タイクッキング」を開催しました!

江南市女性連絡協議会は、国際交流にも積極的に取り組んでいます。

その一環として、国際交流委員会が主催する国際理解講座「タイクッキング」を開催しました。

  講師は、タイから日本に来られているYai先生。
とてもフレンドリーでチャーミングな女性で、参加者一人ひとりに優しく声をかけながら、明るい雰囲気の中で講座を進めてくださいました。

この日のメニューは、色鮮やかで目にも楽しい「パイナップルライス」、
世界三大スープの一つである「トムヤンクン・ナムコン」、
そしてタイの伝統的なデザート「タプティムクローブ」の3品。

「パイナップルライス」は、くり抜いたパイナップルの中にご飯を詰めた豪華な一品。
彩り豊かな具材とフルーツの甘みと酸味が絶妙に調和し、食卓が一気に華やぎました。

「トムヤンクン・ナムコン」は、エビの旨味とスパイスが効いた濃厚なスープ。
日本人向けにココナツミルクを加えたからいながらもまろやかな味付けが好評でした。

そしてデザートの「タプティムクローブ」は、サクサクとした食感のタピオカ粉に包まれた「レンコン」をココナッツミルクでいただく、涼やかで甘い締めくくりの一品。
普段なかなか味わうことのないタイの伝統スイーツに、感激しました。

 

調理の合間には、Yai先生からタイの家庭料理や食文化、日常生活の様子なども紹介いただきました。
「食」を通じてその国の文化を知ることができるのも、この講座の魅力です。

参加者同士が協力して調理し、出来上がった料理を一緒に囲むことで、自然と会話も弾み、笑顔あふれる時間となりました。

これからも私たちは、身近なテーマを通じて世界の国々を知り、国際理解を深める機会を大切にしていきたいと考えています。

次回の講座もどうぞお楽しみに。

市川房枝セミナーを開催しました☆江南市女性連絡協議会

9月9日(火)、Home&nicoホール第2会議室にて、男女共同参画学習セミナー「市川房枝セミナー ― 女性の権利と平和への道」を開催いたしました。

当日は45名の参加者が集まり、女性参政権実現に尽力し、生涯をかけて平和と民主主義を訴え続けた市川房枝さんの歩みをたどりました。

講師には、一宮市博物館の学芸員であり、歴史学博士でもある宮川充史先生をお迎えしました。

先生からは、市川さんの生い立ちや学生時代、社会運動に身を投じるきっかけなどを、エピソードを交えてわかりやすく語っていただきました。

堅苦しい格言ではなく、ユーモアを交えた語り口で、市川さんの人柄や日常の一面が浮かび上がり、参加者は親しみを感じながら耳を傾けていました。

 

特に、家族や周りの人々との関わりの中で市川さんが培っていった考え方や姿勢が紹介され、「あの市川房枝さんもまた、身近な人々とのつながりの中から形づくられていったのだ」と感じさせられました。

偉大な活動の背後にある人間らしい一面に触れることで、参加者にとって市川さんがぐっと身近な存在となったようです。
また、今回のセミナーではその
人柄や信念が浮き彫りとなり、参加者それぞれが自分の生活や地域活動と結びつけて考えるきっかけになったのかもしれません。

アンケートでは「歴史の人物が生きた人間として感じられた」「明治生まれの祖母のことを思い出した」など声が寄せられました。若い世代からの評判もよく、世代を超えた学びと気づきの時間となりました。

 

今回のセミナーを通じて、先人の歩みに学びながら、私たちがどのように自分らしく、また社会の一員として生きるかを考える大切さを共有できました。
講師の先生をはじめ、ご参加いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。

市川房枝の生涯に学ぶ、社会とのかかわり方

☆男女共同参画学習セミナー
「時代を切り拓いた女性 市川房枝の軌跡」

選挙や社会のこと、自分にはあまり関係ないと思っていませんか?
でも、今の当たり前は、誰かの努力や声によって少しずつ形づくられてきたものです。

隣の一宮市に生を受けて活動した、市川房枝さんの足跡をたどることで、「自分の意見を持つこと」「社会と関わること」の意味を見つめ直してみませんか。
暮らしの中のモヤモヤに、静かにヒントをくれる時間になるかもしれません。

開催日:令和7年9月9日(火曜日)

開催時間:午前10時00分 ~11時30分

開催場所:Home&nicoホール第二会議室(江南市北野町川石25)

講師:一宮市博物館 学芸員  宮川 充史 氏

参加費:無料(要申込)

参加申込方法:こちらのフォームからお申し込みください
お電話でも承ります。

問合せ 090-1236-5247 (小森)

世界平和を願うパネル展(紹介)

世界平和を願うパネル展 開催のお知らせ
江南市役所 生涯学習課 主催

戦争の悲惨な記憶を伝え、平和の大切さを次世代へ送ろうと
江南市内各所で「世界平和を願うパネル展」が開催されます。

7月25日(金)~8月15日(金)の間、市民文化会館や図書館、市役所などで展示が行われます。

また、7月26日(土)10時からは、江南市在住の語り部 滝 滋さんによる戦争体験の講話と、朗読の会ゆうすげによる平和構成詩の上演も予定されています。

ぜひ足をお運びください。

江南市ホームページ

高校でジェンダーかるたが活躍!

神奈川県の高校よりご報告いただきました!

 

弊団体では、誰もが自分らしく生きられる社会を願い、「ジェンダーかるた」を制作し、貸出を行っています。


このたび、神奈川県にある高校の国際学科の皆様より、探究学習の一環で「ジェンダーかるた」を活用いただいたとのご連絡と、素敵な写真が届きました。


同校では、生徒主体で毎年「学生会議」が開催されており、今年度のテーマは「ジェンダーアイデンティティ」。
教育・家庭・スポーツ・キャリアなど様々な視点から「誰もが暮らしやすい社会とは?」を考え、日本語と英語の両方で発表や話し合いを行っているそうです。

ご担当の先生からは
「ジェンダーかるたの文言はどれも身近に感じ、説得力のあるものばかり。
かわいらしいイラストとともに、生徒にとって楽しく学ぶ機会となっております」
という温かい感想をいただきました。

生徒の皆さんが真剣に、そして楽しみながらジェンダーについて考えるきっかけにしてくださったことを、私たちも心から嬉しく思います。
ご報告とお写真、ありがとうございました!

ジェンダーかるた江南版

ハッピーライフ講座

【江南市男女共同参画ハッピーライフ講座の紹介】

今年の6月23日から29日は「男女共同参画週間」でした。

男女が互いを尊重し、個性と能力を発揮できる社会をめざすことをいつも以上に意識したいですね。
この期間に合わせ、江南市でもいくつかの取り組みがなされました。

 

江南市主催の「ハッピーライフ講座」では、誰もが輝き、よりよく生きるためのヒントをいろいろな分野の講師から楽しく学びます。

江南市女性連絡協議会も、このイベントに運営協力し、6月から7月にかけて3回の講座をHome&nicoホールにて開催しました。
いずれの講座も、多くの方々にご参加いただき、積極的な反応が寄せられました。

6月29日(日)は、ドキュメンタリー映画「私は男女平等を憲法に書いた」の上映と講演「ベアテさんの功績と愛のメッセンジャー」を実施。

日本国憲法に男女平等の条文を盛り込んだベアテ・シロタ・ゴードン氏の生涯や思いに触れ、参加者からは「知らなかった歴史を知る貴重な機会になった」「改めて平等の大切さを考えさせられた」といった声が聞かれました。

7月3日(木)は、第二会議室にて「家事ストレスを減らす片付け」講座を開催しました。

講師からは、そもそも家事ストレスとは何か、どんなことが負担やイライラにつながるのかといったお話があり、参加者の皆さんは「自分だけではないんだ」と共感する様子が見られました。

そのうえで、家事の負担を軽くするために、片付けを習慣化するコツや、無理なく続けられる工夫など、具体的なポイントが紹介されました。
また、実際に自分の片付けの悩みを考えるワークにも取り組み、「すぐにやってみたいことが見つかった」「片付けへの気持ちが楽になった」といった感想が寄せられました。

続く7月5日(土)は、第二会議室にて「親子で楽しくバランスボール」を実施しました。

講座はまず体力づくりの大切さのお話、姿勢のチェックやしっかりとした準備運動から始まりました。

その後、音楽に合わせてバランスボールを使ったエクササイズへ!
少々ハードな場面もありましたが、講師からは「笑顔で!」と元気な掛け声が飛び、途中には遊びの要素も取り入れられ、親子で笑顔になれる楽しいひとときとなりました。

子どもたちはもちろん、大人からも「運動不足解消になった」「親子で楽しい時間が過ごせた」といった感想が寄せられ、心も体もリフレッシュできる講座となりました。

女性連絡協議会は、これからも行政やさまざまな団体と協力しながら、市民の皆さまが心豊かに過ごせるよう、学びや交流の場を広げてまいります。

「みんなで考えよう!SDGsゴール5」パネル展

江南市役所南玄関をお借りして、「みんなで考えよう!SDGsゴール5 」パネル展示コーナーを設置しました。(期間:6月20日(金)~6月27日(金))

「性別にかかわらず、すべての人が自分らしく生きられる社会」を目指すSDGsゴール5(ジェンダー平等)について、わかりやすいパネルで紹介しています。

 普段の生活の中にある「思い込み」や「固定観念」に気づき、誰もが暮らしやすい社会づくりを一緒に考えるきっかけにしてもらえると嬉しく思います。

市民の皆さんから寄せられたな「ジェンダー川柳」や、高校生がイラストを描いた「ジェンダーかるた」の紹介もあり、楽しんでご覧いただける内容になっています。

また、誰もが生きやすい社会づくりを目指している地域団体の、日々の活動を紹介しています。

日ごろは目立たない私たちの活動ですが、身近なところから住みやすい社会を作る一助になればと、ささやかなながら頑張っています♡

市役所にお立ち寄りの際は、ぜひ足をとめてご覧ください。

小さな発見が、明日のやさしい一歩につながりますように💛

懇親研修会ー大阪・関西万博紀行

【懇親研修会レポート】江南市女性連絡協議会

6月15日(日)懇親研修会として「大阪・関西万博2025」を26名で訪れました。

朝方まで降っていた雨も上がり、ツアー日和となりました。

バスの車内では、ビンゴやクイズ大会で大いに盛り上がり、参加者同士の交流も深まりました。

会場に到着して最初に向かったのは、万博の公式キャラクター「ミャクミャク」の大きなオブジェ。

 このキャラクター、発表された当初は、「ちょっと不気味なキャラだな」と感じていたものの、見慣れてくると愛着?が湧き、なんだか可愛いくなってきたのは不思議ですね!

 

会場全体を包み込むように設けられた「大屋根リング」は、この万博の象徴です。
木のぬくもりと未来的なデザインが融合した構造はみごと!

リングの上からは、広々とした空と周囲のパビリオンが一望でき、開放感たっぷり。

また、それぞれのパビリオンの建物全体がよく見えたので 、それぞれの工夫を凝らしたデザインを存分に楽しむことができました。

リングの下側にもたくさんの工夫がされ、適度に配置されたベンチやテーブルで、ゆっくり過ごせます。

人工物でありながら、まるで森の中のような風の通り方、音の響き方で、人ごみの中にいることを忘れてしまう、不思議な空間でした。

見学はグループごとの自由行動!
各自が関心のあるパビリオンを巡りました。

 私たちのグループは、トルコ館、インド館、そしてバングラデシュ館を訪問。

特に印象深かったのは、バングラデシュ館です。

急速に発展する都市の様子や、教育、女性の社会進出、気候変動への対応といった社会課題への取り組みが紹介されており、SDGsの実践例としても多くの学びがありました。

また、伝統衣装や手工芸品の展示を通して、豊かな文化と国の活力を感じることができました。

 

見学時間は約3時間半と限られていましたが、「短時間でもじゅうぶん楽しめた」「印象に残る展示があった」など、満足の声が聞かれ、各グループにとって実りある時間となりました。

 お土産コーナーでは、家族や仲間のために記念グッズを選ぶ姿も見られました。

 

今回の懇親研修会では、それぞれのペースで見学や交流を楽しむことができ、未来や世界に目を向ける、よい機会になったのではないかと思います。

(宮澤レポート)

永正寺はっぴーバザール開催しました(江南市女性連絡協議会)

永正寺八日縁市はっぴーバザール開催しました

 

6月8日(日)、永正寺にてリサイクルバザーを開催しました。

朝のうちは今にも雨が降りそうな気配でしたが、始まるころには日が差し、夏日となりました。
会場には多くの方が来られ、本堂も境内に並んだ出店もにぎわっていました。

女性連絡協議会の「はっぴーバザール」も5回目となり、私たちの手際もスムーズになってきましたよ!

ブース内には、衣類や食器、雑貨、おもちゃなど、地域の皆さんから寄せられたたくさんの品が並び、「こんなの探してた!」などと、買い物を楽しむ皆さんの様子に、私たちも嬉しくなりました。

また、物を大切に使うリユースの意識を広めるきっかけにもなり、来場者同士の交流の場としても盛り上がりました。

今回のバザーの収益金は、男女共同参画推進のための活動資金、ならびに被災地支援のために活用させていただきます。
ご協力くださった皆さま、物品を提供してくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。

バザーを通じて、地域のつながりや支え合いの大切さをあらためて感じることができました。
今後も、誰もが自分らしく安心して暮らせる社会をめざし、引き続きさまざまな活動に取り組んでまいります。

はっぴーバザール in 永正寺

はっぴーバザール in 永正寺

江南市高屋町の永正寺さんで毎月8日に開催される『八日縁市』

いつもセンスの良い作家さんたちのお店が並んでいます☺️

20食限定の、お野菜たっぷりモーニングもおすすめ✨

今月は、こちらの市で、江南市女性連絡協議会として、バザーをさせていただきます- ̗̀👏🏻  ̖́-

多くの方から寄せていただいた品々を、驚きの価格で販売いたします♡  ̖́-

よいお品は、早い者勝ち!

皆さまのお越しをお待ちしています!

 

6月8日(土)10時~12時

永正寺 (江南市高屋町中屋舗46)

境内の奥まで入って下さい

販売品のご寄付もお待ちしております。

☆江南市主催「ハッピーライフ講座」を開催します

☆「ハッピーライフ講座」

だれもが自分らしくあるための講座が、江南市主催で開催されます。
下記内容をご確認のうえ、各講座ごとにお申込みください。

チラシ0706semina

(いずれもHome&nicoホール)

①6月29日(日)10時~ 第一会議室 「ドキュメンタリー映画「私は男女平等を憲法に書いた」&講演
~ ベアテさんの功績と愛のメッセンジャー ~」

②7月3日(木)10時~  第二会議室 「家事ストレスを減らす片付け」

③7月5日(土)10時~  第二会議室 「親子で楽しくバランスボール」

江南市HP

【お申込み】6月2日(月)~6月6月23日(月)
市民サービス課西分庁舎へお電話ください。

または、各講座のチラシQRコードから申し込みください。
※定員に満たない場合は、各講座前日まで申込を受け付けますのでお問い合わせ下さい

【申込・問合せ先】江南市役所企画部市民サービス課(西分庁舎)☎0587-54-1111(内線409)

 

男女共同参画学習会を開催しました(江南市女性連絡協議会)

調査研修委員会 主催
「愛知県男女共同参画人材育成セミナー受講者報告会」を開催しました

 

今年度最初の学習会は、調査研修委員会主催の「愛知県男女共同参画人材育成セミナー受講者報告会」。
学んだことをみんなで共有し、気づきを広げていく機会として開催しました。

「愛知県男女共同参画人材育成セミナー」は、愛知県が毎年行っているもので、男女共同参画について学び、地域での活動にいかす人を育てることを目的としています。県内の市町村や団体から参加者が集まり、講義やグループワークを通して学びを深めます。」

今回の報告会では、2023,2024年度にこの県セミナーに参加した2名の会員に、1年間を通して取り組んだレポートの内容を紹介してもらいました。

1.「女性の活躍という『圧』 令和モデルの自分らしいワーク・ライフ・バランス」

「女性がもっと活躍できる社会を」と言われるようになった今、その言葉の裏にある“期待”が、ときに女性自身へのプレッシャーになってはいないか――そんな視点からの報告でした。
「家庭と仕事を両立している」「バリバリ働く 役職につく」「生き生きとしている」ことが求められる空気感の中で、自由に選ぶはずの人生が、かえって「どちらもやらなければならない」ものに変わってしまっていることに、改めて気づかされます。

発表者自身の経験や、身近に感じている期待と現実のギャップについて語られた内容には、参加者の多くが共感したことと思います。

「活躍」という言葉の中に、誰かを追い込んでしまう可能性があること。
そのことに気づいたとき、社会のあり方や使う言葉の選び方にも、優しさが求められているのだと感じました。

2.「刑法改正はいかに進んできたか~女性に対する性暴力と人権~」

イギリス映画『未来を花束にして』を紹介しながら、女性たちが声を上げ、少しずつ人権を勝ち取ってきた歴史にふれたあと、日本における女性参政権の獲得や性犯罪に関する法律の改正について語られました。

特に印象的だったのは、「性暴力は被害者ではなく、加害者に責任がある」という視点が、ようやく法律に明記されるようになってきたというお話でした。その背後には、被害当事者や支援者の粘り強い訴えがあったことも紹介され、胸が熱くなる思いでした。

普段の生活ではなかなか知る機会の少ないテーマかもしれませんが、実は私たちの暮らしの安心や人権と深く関わっていることを改めて実感しました。
「法律は社会の意識を映す鏡」とも言われますが、その変化をつくってきたのは、ひとりひとりの声なのだと気づかされる、心に残る報告でした。

どちらの発表も、聞く側に「自分はどう感じたか」「地域で何ができるか」を考えるきっかけとなる、とてもよい報告でした。


江南市女性連絡協議会では、こうした学びの機会をこれからも大切にしながら、誰もが生きやすい地域づくりを進めてまいります。

令和7年度総会(江南市女性連絡協議会)

【江南市女性連絡協議会 総会を開催しました】

令和7年5月14日、令和7年度の総会をHome&nicoホールにて開催しました。
当会には現在471名の会員が在籍しています。

年1回のこの機会に、集まった会員に向けて、前年度の事業・決算報告や新年度の活動計画・予算案について報告を行います。

今年度も引き続き、男女共同参画社会の推進や地域活動を中心に、さまざまな活動を展開してまいります。

第2部では、愛知県による「県政お届け講座」を開催し、「男女共同参画社会づくりについて」をテーマに、愛知県県民文化局 女性の活躍促進監の小山厚子氏を講師にお招きしました。


講座では、主に愛知県内外の男女共同参画の進行状況や、施策の概要についてご説明いただきました。
少子高齢化が進行するなかで、すべての人がその能力を発揮し、生き生きと活躍できる社会づくりの必要性がよく理解できました。


また、県が推進する「あいち女性の活躍促進プロジェクト」や、「あいち女性輝きカンパニー認証制度」の取り組みを通して、企業や地域における好事例も紹介されました。

働く女性の環境整備、男性の家庭参画の促進、多様なライフスタイルを認め合う社会への展望など、多くの気づきと学びのある講座でした。

女性の活躍、男女共同参画を進めていくと、女性個人だけでなく、職場や家庭をともにする男性にもメリットがあり、また企業や団体、自治体や国にとってもその効用は大きいということです。

私たち江南市女性連絡協議会も、誰もが尊重され、活躍できる地域づくりのため、これからも学び合い、行動を重ねていきます。
今回の講座を通して得られた知見を、今後の活動に生かしてまいります。

藤まつり「はっぴーバザール」江南市女性連絡協議会

江南市の初夏を彩る風物詩「曼陀羅寺の藤まつり」は、毎年多くの人々が訪れる名物行事です。

今年も幾種類もの美しい藤の花が、公園や境内のあちらこちらで咲き誇っています。

先日、私たち江南市女性連絡協議会も、ここで『はっぴーバザール』を行いました。

当日は、朝から気持ちのよい晴天となり、満開見ごろの藤に誘われて足を運んだ来場者で会場はにぎわいました。

色とりどりの商品が並んだ『はっぴーバザール』のブースでは、地域の皆さんから寄せられた品を、リユース品として販売しました。
どれも「まだ使える」「誰かの役に立てば」という思いが込められた品々で、衣類や食器、小物類、手作りの袋物までバラエティ豊か!

掘り出し物を見つけた方が「これ、うれしい!」「ちょうど探してたの」と声を弾ませる姿も多く見られました。

私たちも朝早くから集合し、協力してテントの設営や品物の陳列を行い、売場では元気に声をかけながら販売にあたりました。

お客様との会話も弾み、「昔これ持ってた」「お買い得よね!」といったやりとりをしながら、私たちも楽しい時間を過ごすことができました。

売上げは予想を上回り、被災地への支援や、男女共同参画推進活動資金として大変ありがたい成果となりました。
日ごろからご支援くださる地域の皆さま、当日協力くださった関係者の皆さんのお力添えに、心より感謝申し上げます。

今後も、地域とのつながりを大切にしながら、私たちらしい活動を続けてまいります。引き続き、温かいご支援とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

「ジェンダーかるた江南版」を紹介します!(江南市女性連絡協議会)

「ジェンダーかるた江南版」は、誰もが自分らしく生きられる社会の実現を目指し、江南市女性連絡協議会が多くの皆さんとの協働で作ったオリジナルのかるたです。

かるたの制作には一年を要し、市民から募集した「ジェンダー川柳」をもとに読み札の句を作り、その句に合わせて地元の高校生が一枚一枚に心を込めて描いたイラストを絵札にしました。

古知野高校イラストレーション部の皆さん

句の中には、家庭や学校、職場での男女の役割への違和感や、日常の気づき、そして未来への希望がユーモアを交えて詠まれています。
かるた取りをすることで、子どもから大人まで幅広い世代が楽しみながら「ジェンダー平等」について考えることができますよ!

学校や地域の学びの場、イベントや交流会など、さまざまな場面で活用できる内容で、「知る」から「気づく」、「語り合う」へとつながるツールとして、多くの反響をいただいています。

かるた会の詳細はこちら

新春ジェンダーフリーかるた会決勝戦の様子2025.1.13

それでは「ジェンダーかるた江南版」に収録されている句の一部をご紹介するとともに、それぞれの句に込められた想いや、高校生が描いた個性的な絵札をご覧ください。

男性が育児をすると褒められるのに、女性は当然のように扱われる”という不公平さへの気づきをリズムよく表現しています。
子育ては、夫婦が協力しあうものですね。育児の責任を共有することで、親としての喜びや成長も共に分かち合うことができますよ。

家事は“誰かがやるもの”ではなく、“家族で話し合って分担するもの”ととらえる視点が素敵です。家族全員で家事をシェアすることで家族のチーム力も高まります。家族がやりやすい仕組みを考えてみませんか。
子どもであっても年齢に応じてできることを一緒に考え、役割を担う経験は、家庭への参加意識や自立心を育てます。

「Ally(アライ)」とは、LGBTQを理解し、差別や不平等に対して共に歩もうとする支援者や協力者のことです。
自分とは異なる背景や生き方を持つ人々に寄り添う“アライ”の存在が広がり、無関心ではなく、共感と行動を通して、多様性が尊重される社会をつくっていく――そんな未来への願いが込められています。

「裁縫=女性の仕事」といった固定観念は、いまだ根強く残っています。この句は、「お父さんが裁縫してたって、いいじゃないか」と、大らかで自然体な口調で、その思い込みをやさしくほぐします。
家庭でも学校でも職場でも、“男らしさ”“女らしさ”に縛られず、自分の興味や得意なことに自由にチャレンジし、楽しめる世の中は理想です。お父さんの大きい手が織りなす芸術作品をとくとご覧あれ。

左右のバランスをとって静かに揺れる「やじろべえ」。この句は、その姿になぞらえて、男女が“対等”であることの自然さや美しさを表現しています。
どちらかが重すぎても、軽すぎても傾いてしまう――家庭も社会も、互いの役割や存在が釣り合ってこそ安定する。
やじろべえのように、揺れながらもバランスを保とうとする姿に、共に支え合う関係の大切さが込められています。

「ガラスの天井」とは、女性やマイノリティの人々が上を目指して努力しても、昇進を阻まれなかなか活躍のチャンスを得られない――そんな“見えない壁”のことをいいます。
あきらめることなくその壁に挑み続ける意志を、呼びかけるような強い言葉で表現しています。
絵札のイラストからは、それが簡単ではないということが伝わってきます。
でも、「自分には無理」と思い込むのではなく、「変えていこう」という一歩が、社会を動かす力になる――そんなエールが込められていますね。

3月8日は1975年に国連によって制定された「国際女性デー」。
世界中の女性の勇気と努力をたたえ、ジェンダー平等を願う日です。
ヨーロッパではこの日、感謝や尊敬の気持ちを込めて、女性にミモザの花を贈る風習があります。
やさしく香るミモザの花に重ねて、女性たちの存在をたたえ合いたいですね。
優しいイラストも素敵です♡

家事は無意識に誰か一人の役割とされがちで、「ゴミ出し」もその一つです。
この句は、「私が忘れても、夫が出してくれる」そんな自然な助け合いの姿をリズムよく描いています。
夫婦間での家事分担は、完璧なルールよりも、お互いの気づきとフォローが鍵。固定観念にとらわれず、「できる人が、できるときに」が心地よい関係をつくるヒントになるかもしれませんね。
日常のコミュニケーションが円満の秘訣。お互い補い合う気持ちがあふれるこの一句は、2024年度の大賞に選ばれました。

「ランドセルは男の子は黒、女の子は赤」という昔ながらのイメージは、薄れつつありますね。
性別に関係なく「好き」を選べる自由な環境が、子どもの個性や自己肯定感を育みます。
多様性を尊重する社会の第一歩は、身近な選択から始まるのかもしれません。

DV(ドメスティック・バイオレンス)は、いかなる理由があっても決して許されるものではありません。それでも、「自分が悪いのかも」「逃げるのは弱いこと」と思い込んでしまう被害者は少なくありません。
被害に声をあげること。そしてその声に気づき、否定したり責めたりせず、共感し、支えること。「あなたは悪くない」と伝え、安全な場所や専門的な支援へとつなげることが必要です。

子どもも大人も、「これが好き」と思えるものには、その人らしさや大切な価値観が込められています。けれど、性別や年齢、世間のイメージを理由に「そんなの変だよ」と否定されると、自己肯定感を傷つけられてしまうことがあります。
誰かの「好き」に寄り添いその人らしさを認めること、ありのままの「君」を受けとめる意識が、より良い人間関係や多様性のある社会につながっていきます。

「男前」という言葉には、見た目の良さだけでなく、潔さや器の大きさといった内面的な魅力を含む意味合いがあります。
しかし、「女前」という言葉は一般的に使われていません。女性をの内面をほめる言葉がもっと増えるといいですね!
男女ともに、外見も内面もステキで頼れる人物でありたいです。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

いかがでしたでしょうか?
ジェンダーの問題には、多様性、社会課題、ハラスメント、など多面的な側面が潜んでいます。
「ジェンダーかるた」は、それらのテーマに目を向け、家庭や学校、職場などさまざまな場面での課題に気づくことができるツールで、誰もが自分らしく輝ける社会を考えるきっかけになります。

“遊び”の中に“学び”があり、“気づき”が生まれる。「ジェンダーかるた江南版」を通じて、ジェンダーについて考えてみませんか?

こちらの「ジェンダーかるた江南版」を無料で貸出しいたします。
活用の様子①

貸出しの詳細はこちらからご覧ください。

藤まつりはっぴーバザール(江南市女性連絡協議会)

藤まつり会場で4/26.27リサイクルバザーを行います

4月26日(土)27日(日)10時~16時
雨天中止

場所は本堂正面に向かって左手の参道沿いです。

 

現在、販売物のご寄付を募っています。
ご家庭で使わなくなったあれこれ、まだまだ他の方に使っていただけるものがありましたら、ぜひご提供ください。

★特に、子供服や雑貨、日用品、アクセサリーや服飾品などを求めます。

★衣類は、サイズや季節は問いません。
汚れやほつれのないもの、比較的新しく、状態の良いものを求めます。

★ブースのサイズが大きくないため、大型の家具や家電はお預かりできません。

 

収益金は、被災地支援及び男女共同参画推進の活動に充てさせていただきます。
ご連絡お待ちしております。
連絡先:090-4467-9764(宮澤) 江南市女性連絡協議会
メール:women.lc1990konan@gmail.com

 

県政お届け講座「男女共同参画社会づくりについて」開催します

県政お届け講座「男女共同参画社会づくりについて」開催します

新しい年度が始まりましたね。
実は江南市女性連絡協議会は、5月の総会が年度の切り替えタイミングです。

今年度は、5月14日(水)に総会を行います。

第二部では、愛知県の男女共同参画推進課の方に、お話をいただきます。
「男女共同参画社会」づくりの必要性や県の取り組みなどについて、分かりやすく説明していただけると思います。

会員以外の方も、聴講いただけます。
ご興味のある方、ご連絡お待ちしております。

〈県政お届け講座「男女共同参画社会づくりについて」〉
日時:2025年5月14日(水)10:45~11:45
会場:Home&nicoホール(江南市民文化会館)
   第2会議室
講師:愛知県男女共同参画推進課

女性の活躍促進監 小山厚子氏

問合せ 090-4467-9764(宮澤)

 

ひと・コトこうなんマルシェブース出展

江南市制70周年補助事業「みんなでSDGsゴール5!ジェンダーかるたプロジェクト」活動報告

 

3月15日(土)、江南市地域交流センターで開催された「ひと・コトこうなんマルシェ」にて、ジェンダーかるたのブースを出展しました!

当日は、市内の9団体が発表や出展を行い、会場はたくさんの来場者で大にぎわいでした。

 

私たちのブースでは、SDGs目標5「ジェンダー平等を実現しよう」をテーマにした、オリジナルの「ジェンダーかるた江南版」を紹介!

このかるたは、昨年度市民の皆さんから募集したジェンダー川柳と、地元高校生が描いた個性豊かなイラストでできていて、思わず手に取りたくなる作品に仕上がりました✨
句のなかには、性別による思い込みや、身近な社会課題、そして未来への希望を感じるメッセージも…!

ブースでは、子どもから大人まで、男女問わずたくさんの方がかるたゲームに参加!
読み手の声に集中しながらも、笑い声が飛び交い、みなさんとても楽しそうでした(^^♪
「かるた」って、本当に不思議。堅苦しく考えずとも、自然に気づきをくれる、そんな魅力がありますよね♪

   

嬉しいことに、「家庭や学校、サークルでも使いたい!」という声もいただきました!
今後は、貸出やワークショップ形式のイベントなど、もっと多くの方に楽しんでもらえる場を作っていく予定です!

ご参加いただいた皆さま、そしてご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました🌈

 

ジェンダーかるた江南版についてのお問い合せ先
keim3830@gmail.com      090-4467-9764 (宮澤)

 

Happyファミリーフェスタ2025 開催報告③

2025年3月8日開催!
Happyファミリーフェスタ2025 開催報告③

たくさんのご来場ありがとうございました(^^♪
開催報告①
開催報告②

【 実際の避難生活を体感!「避難所体験コーナー」】

災害時の避難生活をリアルに体験できる「避難所体験コーナー」にも、多くの方が来られました。
体育館を模したスペースには、避難所で実際に使用される簡易ベッドや間仕切りを設置され、来場された方に寝心地やプライバシーの確保について体感してもらいました。
どんな感想を持たれたでしょうか?

 

また、「知って得する防災豆知識コーナー」では、防災リュックの中身の紹介や在宅避難に必要なグッズ展示の他、日用品を活用した避難グッズや、江南市の制度などを紹介しました。

高校生の皆さんに協力で行った「ひなんじょサバイバル」ゲームも、盛り上がりました。

 

【 ワクワクの体験をつなぐ「スタンプラリー」】

会場全体を網羅してもらえたら嬉しい!と企画した「スタンプラリー」も大人気でした!

各ブースを巡ることで、職業体験、防災、健康、ジェンダー平等などさまざまなテーマに触れることができたのではないでしょうか。

スタンプを集めるごとに「新しいことを知るのが楽しい!」「次はどこへ行こう?」とワクワク♡
親子や友達同士で仲良くゴールを目指していました。

ゴール後には、ささやかなプレゼントも用意しました。
地元企業の「遊×みぃと」様の協力で、ガチャガチャにチャレンジできるのも喜んでもらえました。

【キッチンカーでお腹も満足(^^♪】

建物の東側には、4台のキッチンカーさんもご招待!
タコやき、からあげ、キンパ、ベビーカステラは、おいしい!と評判のお店ばかり。
会場の端っこで、みえにくい状態でしたが、みなさんちゃんと鼻を利かせて好きなものをお買い上げされていました。

【 まとめ】

「Happyファミリーフェスタ2025」は、多くの方々のご協力により、事故もなく楽しく終えることができました。

このイベントのメインテーマは、「誰もが輝く未来都市をめざして」
年代、性別、立場を問わず、皆の活躍をたたえ、エールを送る、そんな機会の創出をめざして行いました。

子育て世代や若いママたちを応援する「Happyファミリーコンサート」や、キッズお仕事体験、市内で活躍中の女性講師を招いた行った「コーヒー体験」「和菓子作り」は、どれもすぐに予約いっぱいになるほどの盛況ぶりでした。

また、「避難所体験コーナー」「ジェンダーフリーかるた会」「スタンプラリー」などはどれも学びながら楽しめる企画として多くの参加者にご好評いただきました。

来場者からは「普段考えたことのなかった視点に気づけた」「遊びながら学べる工夫がすごく良かった!」といった感想が寄せられました。
「Happyファミリーフェスタ2025」を通じて、子どもから大人まで、性別や年齢に関係なく、多くの学びや気づきを得られる場を提供できたことを嬉しく思います。

ご来場いただいた皆さま、運営にご協力いただいた関係者の皆さまに、心より感謝申し上げます。私たちはこれからも、多様性を尊重し、すべての人が輝ける社会を目指して活動を続けてまいります。次回の開催もぜひご期待ください!

江南市事業報告